7月1日より、妊婦さんへのRSウイルスワクチン(アブリスボ®)の接種を開始しております。
ご希望の方は、電話でご予約をお願いします。

【対象】

当院で妊婦検診を受けている「妊娠24週~36週までの方」(ワクチン接種日)
※ワクチンはおよそ生後6か月効果があり、妊娠28週~36週の間に接種することで有効性が高くなるとされています。

【費用】
33,000円

【RSウイルス感染症とは】

RSウイルスより引き起こされる呼吸器感染症のことをRSウイルス感染症といいます。
RSウイルスは世界中に分布しており、ほぼすべてのこどもが2歳までに感染するとされています。乳児のウイルス性肺炎や細気管支炎の主な原因で特に生後6か月未満で感染すると重症化することが示されています。日本では、毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルスと診断され、約4分の1が入院を必要とすると推定されています。
RSウイルス感染による乳児の入院は、基礎疾患を持たない場合も多く(基礎疾患のない正期産児等)、また、月齢別の入院発生数は、生後1~2か月時点でピークとなるため、生後早期から予防策が必要とされています。

【アブリスボ®について】

妊娠24週~36週の妊婦さんが接種することで、母体の体内でRSウイルスに対する抗体を産生し、その抗体が胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに移行します。移行した抗体が出生後の乳児をウイルスから守り、RSウイルス感染症を原因とする下気道疾患を予防します。

 

女性を脅かす感染症 – 公益社団法人 日本産科婦人科学会

https://www.jsog.or.jp/citizen/7042/