無痛分娩をご希望される場合の流れ
<妊娠32週まで>
外来待合室にパンフレットを置いております。
よくお読みになって、無痛分娩を希望される方はスタッフへお申し出ください。
基礎疾患がおありになる方は、無痛分娩可能かどうか個別に判断させていただきます。
妊娠前から20㎏以上体重が増えた方は、麻酔が難しいことがあります。安全な無痛分娩のために、妊婦さん自身の自己管理もお願いいたします。
<妊娠32~36週>
無痛分娩を行う医師の外来を受診していただき、無痛分娩および陣痛促進剤について、説明を行います。
<妊娠36週>
血液の固まりやすさに異常がないか、血液検査を行います(自費1000円)。
<陣痛発来>
入院後、無痛分娩を行います。
無痛分娩中の過ごし方
- 食事や間食はとれません。水分はポカリスエットやアクエリアスなど限られたジュースのみOKです
- 分娩までベッド上で過ごしていただきます。ご家族と一緒に過ごしていただくことはできます。
- 常に、呼吸循環動態を監視し、定期的に麻酔の確認、内診、導尿などを行います。
硬膜外麻酔の合併症
<数%の確率で起こる合併症>
・局所麻酔薬中毒
・硬膜穿破(こうまくせんぱ)による起立性頭痛
・くも膜下注入※
<めったにない合併症>
・感染※
・硬膜外血腫(けっしゅ) ※
※当院では起きていません
費用
入院費・分娩費とは別に、無痛分娩料として66,000円(平日診療時間内)をいただいております。
なお、途中で緊急帝王切開に切り替わった場合も、この費用はかかります。
施設情報
無痛分娩を行う医師
無痛分娩管理者 院長 小松 一(産婦人科専門医)
常勤医師・非常勤医師数
- 常勤医師:5名
- 非常勤医師:産婦人科 3名/麻酔科指導医 1名
無痛分娩に関わる助産師・看護師
NCPR(新生児蘇生法)資格保有者:37人
医療機器の配備状況
- 麻酔器:あり
- 除細動器(またはAED):あり
- 母体用生体モニター:あり
- 蘇生用設備・機器:あり
- 緊急対応用薬剤:あり
急変時の体制
当院で初期対応後、他施設と連携しております。
・九州大学病院:救急車で20分
・福岡市立こども病院:救急車で10分
日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業への参画状況
- 日本産婦人科医会偶発事例報告への参画:あり
- 妊産婦死亡報告事業への参画:あり